自分のペースでコツコツやれる
私は子どもの頃から音楽や演劇が好きでしたが、高校生の時に初めて触れたアコースティックギターにはかなりのめり込みました。本当に好きだったこともあって、ある程度は弾けるようになったと思います。しかしその後は興味が他に移り、一切触れないまま20年以上が経っていました。
それだけのブランクがあるにも関わらずまた触ってみようと思ったのは、若い頃を懐かしく思ったからです。心と時間に余裕ができたことで、昔取った杵柄をまた手に取りたくなったのです。
しかし、いざやるとなると思い入れの強さが邪魔をしました。演奏する時の細かなコツは忘れているにしても、基礎の基礎から教えてもらう必要はありません。カリキュラムをこなすのではなく、教わりたいところだけを気軽に学べる場所はないものかと思っていました。
そこでたどり着いたのがオンラインです。これであれば、動画を見ながら必要だと思える部分を好きなように練習できるし、人の目が気になって集中できないということもありません。欠点を挙げるとすれば、常に自分でモチベーションを保たなければならないところです。周りの目がないということは簡単にサボれるということでもあり、怠け癖がついてしまうと上達は確実に遠のきます。
とはいえ私個人としては、習い事特有の気詰まりを感じることなく、しかし確実に技術が向上しているという実感が得られるため、とても満足しています。
ネット環境をきっちり整える
当たり前のことではありますが、オンライン教室の授業を受けるにはネット環境が不可欠です。それはただネットに繋がっていればいいというのではなく、何か問題が起きた時にすぐに対処できるようにしておくということです。授業を受けている最中に突然通信が切れてしまい、そのまま復旧できなければ、時間とお金が無駄になってしまいます。恥ずかしながら私は一度そのようなことがあり、慌ててネット周りのことを学び直しました。ZOOMなどのソフトや、wi-fiの状態や、パソコンの性能などについて、以前よりかなり詳しくなりましたが、咄嗟の事態に対応するためにも、それらは必須だと思います。好きなことを学ぶという貴重な体験をより良いものにできるよう、万全を期しておくのをおすすめします。