会社がいろいろなZOOMセミナーを推奨しており、それは福利厚生の分野にも及んでいます。その中で自分が特に興味を持ったのはダンスでした。いつかダンスを本格的に習ってみたいと思っていましたが、あいにく自分の生活圏には教室やスクールがありません。ですから、これは大きなチャンスだと思って申し込んだというわけです。
セミナーを受ける前は、ネットの画面越しに教えてもらうのはハードルが高そうだと感じていました。しかし、実際にスタートしてみると、トレーナーが自身の体を使って動きを表現してくれるため、別に理解しにくい点はありません。たとえば、トレーナーが音楽に合わせて方向転換するときは、自分もそれに倣って同じアクションをとります。踊り終わった後に大事な部分をしっかり説明してくれることもポイントです。それを聞いて体の動かし方をイメージしておくと、次のフェースで前回よりもスムーズに踊れます。
また、自分のダンスをトレーナーが見てくれるため、間違ったまま覚えてしまう心配はありません。もちろん、本当のダンスレッスンとは異なるので、トレーナーには見えない部分もあります。ところが、それがメリットとして作用することも、ZOOMセミナーならではの面白いところです。トレーナーの視界に入っていない部分で気になることがあれば、自分でチェックして自己申告します。そのため、ダンスの練習において、自分自身の動作や体を細かく確認する習慣が身につきます。
スマートフォンでもZOOMのセミナーを受けられますが、ダンスに関してはパソコンを使ったほうが良いでしょう。画角が広いと左右の動きがダンスも分かりやすいですし、一緒に受けている人たちを映したワイプも表示できるからです。他の人たちが試行錯誤して努力している様子が目に入ると、自分ももっと頑張ろうという気持ちが湧き起こってきました。離れた場所にいる人たちと、同じ音楽に合わせて一緒に踊るという体験は楽しいものです。
